2015年8月19日(水)
松本零士氏、戦後70年に思う「人間同士で争っている時代でない」

 激動の戦後を描いた著名漫画家に、あすへの提言を聞く第3回は松本零士氏(77)。1970年代後半に「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」などのSF漫画、アニメで、現在に続くクールジャパンの基礎をつくった。「地球全体の生命保全が危なくなっているのに、人間同士で争っている時代でない」とメッセージを送った。

 「銀河鉄道999」は1977年、第1話を発表。主人公・星野鉄郎は、SL型「999号」に乗って地球から宇宙へ旅立つ。アンドロメダ星雲のある終着駅で機械の体を手に入れるためだ。空へと延びるレール。列車は汽笛を鳴らし、黒煙を上げ、星空に吸い込まれていく。

 「あれは、小倉から蒸気機関車に乗って上京した私そのもの。18歳だった。漫画家になる夢を胸に、画材と片道分の料金だけ持っていた。999は空へ上がって行くが、私は関門トンネルをくぐるため下がっていった」

 当時、漫画家の地位は決して高くなかった。

 「文化の中で最低とみられ、バカにされていた。でも周りがなんと言おうとなるつもりだった。成功するまで死んでも帰らんと決意していた」

 東京まで丸1日の列車の旅。隣の席にメーテルのモデルがいたのだろうか。

 「絶世の美女が一緒にいれば良いなあと想像した。劇中の言葉通り“青春の幻影”です。車窓から夜の瀬戸内海を見ると、星の中を列車が走っているようだった」

 メカ好き、SF好きは陸軍士官で戦闘機乗りだった父の影響だ。小学2年で終戦を迎えるまで、一家は父とともに各地を転々とした。

 「父が(兵庫県)明石市にあった川崎航空機の工場で試作機のテストをしていた時は、身近に飛行機の図面もあった。銃を手にしたこともある。父から聞く飛行機の話で、空に思いをはせた」

 疎開先の愛媛県では、米グラマン戦闘機の機銃掃射を間近で見た。

 「轟(ごう)音とともに、目の前に低空飛行してきた。パン、パパンと撃った先で、列車が穴だらけにされた。白い蒸気が上がっていた」

 戦後は占領軍であふれる小倉に移住。高校卒業までの多感な時期を過ごした。

 「米兵が投げるチョコやキャンディーを、やせがまんして踏みつけた。米兵にこびを売る人々を見て“あわれ亡国の民”などと思った。でも彼らを憎まないようにした。彼らをそうさせた状況が悪いのだと思った」

 漫画家となり「戦場まんがシリーズ」「宇宙海賊キャプテンハーロック」など多くの戦闘場面を描いているが、込めた思いは同じだ。

 「人間はお互いの利益や思いがあり、衝突してきた。大きなダメージがあった。進化を促した面もあった。今、地球全体の生命保全が危なくなっている。人間同士で争っている時代でない」

 70年代後半はキャラクターデザインなどを手掛けた「宇宙戦艦ヤマト」や「999」のアニメや映画が大ヒット。大人を巻き込み、アニメブームの基礎をつくった。

 「私一人がつくったのではない。機動戦士ガンダムがその後ヒットしたのも良かった。業界全体でバトンタッチして進化していけばいい。その時代時代で頑張る人がいて、次の世代の可能性を広げていくんです」

 最近、松本零士作品から飛び出したような機械や構造物が増えたと感じている。漫画家冥利(みょうり)につきる出来事があった。

 「道路設計者のパーティーで、ある高速道路の空中交差は、私の漫画を見て着想したと聞いた。感覚や創作欲のバトンタッチが起きた。こうして、イメージのやりとりをしながら、人類の進歩がある」

 「999」は未完成の意味を込めて命名した。物語は今も続く。漫画家人生も、目的地へ続くレールの途中だ。

 「地球をこの目で見て描きたい。裏側を見た者と見ない者では、ボリューム感の描き方が違ってくる。民間人が宇宙に行ける時代が来た。片道切符でもいいから、行かせてほしい」

 宇宙帰りの松本氏が地球や月を描いた「999」が読みたい。

2015年8月19日(水)
タケカワユキヒデ 今でも999の仕事は二つ返事でOK 夢は“ゴダイゴ99歳ライブ”

 この人が生み出した名曲にどれだけの子供たちが心躍らせたことだろう。ロックバンド、ゴダイゴのボーカルとして大ヒットさせた主題歌など、「銀河鉄道999(スリーナイン)」シリーズの音源を1枚のCDにまとめた「銀河鉄道999ゴールドセレクション」を先月、リリースした。

 「あの主題歌は僕らにとってもキャリアの集大成となる曲でした。今でも999の仕事は二つ返事でOKです」

 劇場版アニメが公開されたのは1979年。作品との縁は音楽以外でも延々と続いている。

 昨年12月に西武鉄道の「銀河鉄道999デザイン電車」が惜しまれつつ姿を消した。地元とファンの力で再び作品の世界観を西武線沿線で実現させようという「『銀河鉄道999』現実化プロジェクト」に応援団として参加している。

 「CDとほぼ同時のタイミングでスタートしたんですけど、まったくの偶然なんです。おもしろいですよね」

 自身は今年でソロデビュー40周年。キャリアを振り返ると「見当違いのことばかりしてきたんですよね」と意外な言葉が出た。

 「僕のこだわりで申し訳なかったんですけど、全編英語の歌詞でやろうとしたら、なかなか皆さんに曲を届けることができなかった。999の主題歌にしても松本零士先生や監督と打ち合わせをせずに作りましたから、あの曲調になるとは誰も予想していなかった。(ゴダイゴの)ミッキー吉野でさえ『もっとゆっくりな曲になると思っていた』と言ってましたからね」

 その決断は大正解。アップテンポで高らかに旅立ちを歌い上げた主題歌は、今やEXILEがライブでカバーする定番ソングとしても有名で、カラオケの常連人気曲だ。

 さらに、5日にはEXILE USAらのユニット「DANCE EARTH PARTY」が、ゴダイゴのもうひとつの名曲「ビューティフル・ネーム」(79年)をアレンジしたシングルを発表。これには本人も「正直あまりピンとこなかったんですよ。こんな大きな動きになるとは思っていなかった」と驚く。

 「後世に残るような曲にしよう、とか考えていたわけじゃないですからね。それが30年以上たってもシングルになって、ヒットチャートに入るかもしれないなんて、ありがたいことですね」

 曲作りの作業場を自宅内に確保している。

 「ここで劇伴(劇中音楽)を作るのがとにかく楽しいんです。譜面を書いて終わりじゃなく、コンピューターを使って作品の映像を見ながら作曲して、でき上がったら音と映像を流しながら確認する。気になるところがあったらその場で修正できますし。膨大な作業を1人でやるので、時間はかかるし大変なんですけど、これが本当に楽しい!」

 目が少年のように輝く。「僕は凝り性で『全部1人でやりたい』という気持ちが強いんですよ」と思わず苦笑する。

 来年はゴダイゴの結成40周年も。2006年に「恒久的再始動」を宣言し、メンバーとは現在も精力的にコンサート活動をともにしている。

 「これだけ皆さんから愛され続けている財産を持つことができたんですから、あの頃の歴史の証人として歌い続けることが大事ですよね。でも守りには入っちゃいけない。新しい曲はいつでも作れますから」

 ソロでのコンサートは年間60回近くにおよぶ。「できるところまでとことんやる」覚悟だ。

 「いつまで歌えるんだ、というのはありますけどね。999歳だとSFになっちゃうけど、99歳ならいけるでしょう。今って介護用のロボットスーツが出てきてるでしょ? あんなのもこれからどんどん発達していくんじゃないかな。付けてみたいなあ…」

 ぜひ、ゴダイゴのメンバー全員で“99歳ライブ”を、と伝えると、「それは大変だ!」と大笑い。

 「1人か2人でなら不思議じゃないけど、全員で実現したら奇跡だね」

 こちらもぜひ実現してほしいプロジェクトだ。 (ペン・磯西賢 カメラ・中井誠)

 ■たけかわ・ゆきひで 歌手。1952年10月22日生まれ、62歳。埼玉県出身。75年に全曲英語詞のアルバム「走り去るロマン」でソロデビュー。76年にゴダイゴを結成し、ボーカルと作曲を担当。「ガンダーラ」「ビューティフル・ネーム」「銀河鉄道999」など大ヒット曲を立て続けに発表した。

 「銀河鉄道999ゴールドセレクション」の購入はamazonや、公式サイト(http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/)で。

 「『銀河鉄道999』現実化プロジェクト」ではクラウドファンディングサービス「Makuake」で支援を募っている。詳細は特設サイト(https://www.makuake.com/project/999/)。

2015年7月31日(金)
西武沿線に「銀河鉄道999」 「空想学会」設立、アニメで地域振興

アニメによる地域振興で知られる民間シンクタンク、新産業文化創出研究所(ICIC、広常啓一所長)は、「産官学民」でプロジェクトを実現するための基盤として、仮想研究所「空想商品開発研究所」(http://www.kuso−lab.jp/)と、アニメに登場する奇想天外な“空想の現実化”について科学者などが自由に議論する「空想学会」を立ち上げた。

空想学会で出たアイデアを基に空想商品開発研究所が、開発支援や資金調達、販路開拓などでビジネスマッチングを行う。

新たな商機を模索する企業や行政、研究機関の参加を募り、これまでにないビジネスモデルを社会に提示していく。

第1弾として、漫画家、松本零士氏の作品世界を西武鉄道沿線に出現させる「銀河鉄道999(スリーナイン)現実化プロジェクト」が始動。

ネットで資金を集め、昨年運行終了のSF漫画「銀河鉄道999」をあしらったラッピング列車を12月に復活させる計画だ。

2015年7月12日(日)
機械の身体、その人生は楽しい? 『銀河鉄道999』実現の可能性は 空想学会が科学的に分析

2015年7月7日(火)、七夕の日。「『銀河鉄道999』現実化プロジェクト」が発足し、東京・秋葉原のUDXシアターでその記者発表会、続いて「第1回空想学会シンポジウム」が開催され、学術分野から「現実化」の可能性が探られました。

この空想学会は今回の「『銀河鉄道999』現実化プロジェクト」が最初のテーマで、正式な学術団体ではなく、みんなで知恵を出し合うサークルのような組織とのこと。しかし内容は本格的で、第1回は「機械の身体」「恐竜との会話」「スリーナイン号の食堂車」について、それぞれの研究分野の専門家が講演しました。

1人目の登壇は比留川博久さん。国立研究開発法人・産業技術総合研究所ロボットイノベーション研究センター長で、ヒューマノイド型ロボット開発の第一人者です。同センターでは女性型ロボット「HRP-4C 未夢(ミーム)」を製作し話題となりました。

脊髄まで移植すれば、機械の身体は実現するかも?(2015年7月7日、杉山淳一撮影)。 
機械の身体は2050年くらいに実現できるかも?
比留川さんは「機械の身体」について、目や耳はロボットに内蔵済みで、医療技術分野で人工心臓、人工肺、人工腎臓(透析器)は実現しているものの、ロボットに搭載するためには小型化が課題といいます。また義手、義足の技術も進歩し、末梢神経とつないで制御できるまでになったそうです。

問題は脳です。脳だけは機械化できません。『銀河鉄道999』では、機械伯爵が鉄郎に「脳だけは撃たないでくれ」と懇願します。機械の身体はいくらでも交換できます。だけど脳を破壊されたら“本当の死”になってしまいます。脳が活動するためには酸素、ブドウ糖、アミノ酸などの供給が必要で、そのために胃や腸など機械の内臓が必要になります。また、脳と機械の身体をつなぐ技術も必要です。

比留川さんは1970(昭和45)年のサルの脳移植や、2017年に人間の脳移植が行われる可能性を紹介しました。しかし、脳と脊髄の接続は相当困難なため、脳から脊髄までを一体として、身体の末梢神経をつなぐほうに可能性があるといいます。そして、2050年くらいまでに機械の身体は実現できるかもしれない、と結びました。

しかし、この講演で筆者(杉山淳一)がもっとも感心したところは「そうして機械の身体になって、その人生は楽しいだろうか」と比留川さんが疑問を呈したところです。人工肝臓でお酒に酔うことはできても、食事の楽しみはなく、スポーツはできるかもしれないけれど恋愛は微妙で、知的な趣味だけが最大の楽しみ、つまり、ゲーム漬けの人生になりそうです。

そういえば、映画『ウォー・ゲーム』では、主人公と人工知能が○×ゲームで決着を付けようとする場面がありました。機械の身体が実現しても、その人生は楽しくないかもしれない。そのとき、人は永遠の命を望むでしょうか。

この話を聞いて、シンポジウムに出席した『銀河鉄道999』の原作者、松本零士さんは「鉄郎が機械の身体を選ばなかった理由は(機械の身体の人生がつまらないから)ではなく、限りある命だから人はがんばるからです」と語りました。これが『銀河鉄道999』という物語の主題です。.

2015年7月11日(土)
『銀河鉄道999』メーテルには祖母の姿…松本零士が語る戦争体験〈週刊朝日〉

各界の著名人が先の戦争を振り返る「戦後70年とわたし」。今回は、数々の名作を残し、日本の漫画界を牽引してきた松本零士さん(77)。実は、メーテル、エメラルダスなど彼の描く女性には、終戦を迎えた日のおばあさんの姿があった。

*  *  *

ゴゴゴッという轟音(ごうおん)とともに、米軍のグラマン戦闘機が、生い茂る雑木林から、超低空飛行で飛び出してきたんです。お互いに表情がわかるような距離。僕と目が合ったパイロットは、ニヤリと笑ったのをいまも覚えています。

僕は福岡県久留米市で生まれました。陸軍パイロットだったおやじが南方に出撃すると家族は愛媛県大洲(おおず)市の新谷へ疎開しました。戦争末期にはB29爆撃機がバンバン飛んできました。幸い本格的な空襲には遭わず、悪ガキ仲間と田んぼの泥に埋まった実弾を、花火みたいに爆発させようと石や金づちでたたくなど、いたずら三昧の日々です。

「宇宙戦艦ヤマト」「宇宙海賊キャプテンハーロック」「銀河鉄道999」──。戦闘機の空中戦が頭上で、毎日繰り広げられるようななかで少年期を過ごした僕が、戦いを作品のなかで描くのはごく自然な流れでした。同時にストーリーのなかで、悪役にも人間味あふれた感情を描き、互いの国籍に敬意を払い同じ地球人という設定を大切にした。その根底には、戦争下で暮らし、周囲の大人から戦争の意味を学んだ部分が大きかった。

僕自身も米軍を憎んだことはありません。南方戦線にいたおやじからよくこんな話を聞きました。戦闘機から敵を撃とうとボタンを押す瞬間、「この敵兵にも家族がいるのだろう」といった思いが頭をよぎり、何度もためらったそうです。戦争が終わって、おやじは真っ黒になって炭焼きをしながら家族を養いました。移り住んだ北九州の小倉では、地べたにゴザを敷いて八百屋のおやじになったんです。パイロットの仕事の口もあったようですが、二度と飛行機の操縦桿(かん)を握ることはありませんでした。

高校まで思春期を過ごした小倉は、占領軍でいっぱい。貧しさと華やかさが混在した街でした。僕らが住む貧しい長屋へ、痩せていた元兵隊さんが革のベルトを差し出しながら食べ物を乞いに来るんです。戦場から戻ると家族はみな死んでいる。そんな状況に絶望し、線路に横たわって自殺する人もいた。真っ二つに裂けた胴体。それでも、青白い足の指は枕木に踏ん張ったまま。他方、日本人の女性を連れて百貨店で両手いっぱいに買い物をする占領軍らの華やかな光景を目の当たりにするんです。敗戦国の屈辱を嫌というほど味わった。

いいこともありました。占領軍の娯楽のために本屋や映画館がたくさんありました。このときに見た華やかな外国女優の姿は、作品で描く美しい女性の下地になっています。そして切れ長の目を持つ美しいクイーン・エメラルダスや、メーテルは、ときに剣を持って戦う強い女性です。その奥には、終戦の日、上がりかまちに正座して抜き身の日本刀に打ち粉をして磨きながら、「敵が来たらこれで刺し違えて死ぬ。お前も侍の子じゃけん、覚悟せいよ」といった僕のばあさんら、凛(りん)とした日本女性の姿があったのだと思います。

僕の漫画やアニメは近年フランス始めヨーロッパ、アジアなどの海外でも広まっている。戦後70年の日本人の文化や精神が、作品に昇華されている。さまざまな国の若者が共有してくれるのは、うれしいことです。

2015年7月10日(金)
西武鉄道の銀河鉄道999プロジェクトに「原作愛」はあるか

●杉山淳一(すぎやま・じゅんいち)
1967年東京都生まれ。
信州大学経済学部卒。
1989年アスキー入社、パソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。
1996年にフリーライターとなる。
PCゲーム、PCのカタログ、フリーソフトウェア、鉄道趣味、ファストフード分野で活動中。
信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。
著書として『知れば知るほど面白い鉄道雑学157』『A列車で行こう9 公式ガイドブック』、『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。 日本全国列車旅、達人のとっておき33選』など。
公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」、Twitterアカウント:@Skywave_JP。

西武鉄道で走っていた「銀河鉄道999のラッピング電車」を復活させようという新たな取り組みが始まった。
西武鉄道は2009年5月から2014年12月まで、「銀河鉄道999」のイラストをラッピングした電車を走らせていた。
ベースとなった車両は3000系といって、1985年度に製造された電車だ。
1車両の長さが20メートルで、大手私鉄やJRの在来線通勤電車と同じ大きさ。
ただし乗降扉が片側3カ所しかない。
このサイズの通勤電車は乗降扉が片側4カ所あるものが主流である。
扉の数が多いほど乗降時間が短くなり、所要時間の短縮化につながる。
逆に扉の数が少ないと壁の面積が大きいわけで、すなわち座席を増やせる。
扉は複雑な機構だから、少ないほど製造費も安い。
JR東日本の話になるけれど、国鉄時代の東海道本線や横須賀線の電車は、まず客車列車に準じた片側2扉の電車が導入され、これでは不便だと3扉になり、現在は片側4扉の車両である。
東京の通勤エリアの拡大に伴って、通勤電車の活動範囲が広がったわけだ。
西武鉄道も事情は同じ。
沿線の通勤客の増加に対応して片側4扉の車両を増備した。
片側3扉の3000系は通勤ラッシュに対応しきれない。西武鉄道も他社と同様にホームドアの導入を検討しており、片側4扉の車両に統一しようと考えていた。
つまり、製造から30年になる3000系「銀河鉄道999」は、もともと早期退役の運命だった。
ラッピング車両は期限が来たら元に戻さなくてはいけないけれど、廃車予定の車両ならその手間も不要である。

●あの素晴らしい賑わいをもう一度

3000系「銀河鉄道999」は惜しまれつつも“予定通り”引退した。
ところが「良い思い出ができて良かったね」では終わらなかった。
3000系「銀河鉄道999」が走ってくれたおかげで、全国から鉄道ファンや原作ファンが訪れた。
特にアニメ制作会社の東映アニメーションがある大泉学園駅は松本零士氏の自宅最寄り駅という縁で、ラッピング電車に先駆けて銀河鉄道999の車掌像が立った。
さらに、ラッピング電車の運行に合わせて駅北口に大壁画を出現させ、発車メロディもタケカワユキヒデ氏作曲の銀河鉄道999テーマ曲になった。
また、駅周辺の6つの商店街は、銀河鉄道999の登場人物であるメーテルをモチーフとしたキャラクター「ゆめーてる」をいただき、「ゆめーてる商店街」として賑わいをみせている。
これが海外のアニメファンにも浸透したようで、大泉学園駅周辺がアニメのテーマパークだろうと勘違いし、松本零士先生宅まで押しかける外国人観光客もいたという。
西武鉄道が漫画やアニメを使って安全キャンペーンなどを展開した理由は、沿線にトキワ荘をはじめ、アニメや漫画にゆかりのある人物、企業が多かったからだ。
3000系「銀河鉄道999」もその流れの1つである。
松本零士氏は銀河鉄道999の縁で、各地の鉄道会社に快く協力している。
ぜひ地元の西武鉄道でも、というわけだ。
ところが、走り始めてみたら、経済的にも沿線の人々の喜びも盛り上がり、思いも寄らぬ効果があった。
こうなると、3000系「銀河鉄道999」がなくなって寂しいでは終われない。
もう一度走らせたい、という気持ちも強くなる。
沿線の人々は「銀河鉄道999」を復活させたい。
しかし西武鉄道の事情としては、ラッピングして最後の花道とする電車がない。

●引退2カ月後に新プロジェクト発足

そうした中、新たなプレイヤーが現れる。
秋葉原UDXビルを本拠地とする新産業文化創出研究所だ。
この会社は2005年の秋葉原クロスフィールドのオープンと同時に発足した。
秋葉原クロスフィールドは東京都による神田市場跡地の再開発計画で、当時の石原慎太郎都知事が「秋葉原を世界のIT産業の中心にする」という構想が基になっている。
新産業文化創出研究所は、この思想の下、官民学を連携した新しい分野、ビジネスを仕掛けていく存在だ。
この会社の発足当時、私の大学時代の恩師が感性工学という新しい学問の1つとして「調理場をデジタル化し、料理のレシピ、調理手順を著作物として共有するなどの実証実験」を実施した。
それが「東京フードシアター5+1」というオープンキッチン施設だった。
これはなかなかおもしろい切り口で、秋葉原に詳しい人なら覚えているかもしれない。
新産業文化創出研究所は、UDXビルにある東京アニメセンターの設立にもかかわっている。
アニメの展示とグッズの販売が主で、外国人観光客も訪れる。
秋葉原に集まる人々が好むアニメやゲームなどのコンテンツに注目し、これまでにも秋葉原を海外からの観光の拠点とするための「クールジャパンフロント研究会」「秋葉原cafe」など、いくつかプロジェクトを立ち上げた実績がある。
その新産業文化創出研究所が、3000系「銀河鉄道999」が引退して2カ月後の2015年2月27日に「空想商品開発研究会(空想世界実現化プロジェクト)」の第1回を開催した。
そのテーマが「『銀河鉄道999』空想科学技術から空想商品(もの・サービス・まち)の研究開発プロジェクトへ」だった。
このときのパネリストとして、西武鉄道 鉄道本部運輸部、サイバーエージェント・クラウドファンディングが参加している。
ここで4カ月にわたって煮詰められた内容が、今回の「銀河鉄道999 現実化プロジェクト」というわけだ。

●夢は広がる、しかし共有できているか?

銀河鉄道999 現実化プロジェクトについては、ITmediaニュースなどで紹介されている。
詳しくは記事を読んでいただくとして、発表会とその後のシンポジウムを拝聴して、少し気になった点がある。
それは、登壇者の原作に対する思いに温度差が大きいことだ。
発表会では原作者の松本零士氏、主題歌を担当したタケカワユキヒデ氏が登壇した。
この2人の原作への思いは疑いようがない。
地元代表として登壇したアニメ監督の岡尾貴洋氏も、かつて松本零士氏原作のアニメ「コスモウォーリアー零」に参加し、本件をきっかけにNPO法人アニメと漫画の聖地ねりま創世会の事務局長を引き受けている。
ゆめーてる商店街会長の貫井武彦氏も、3000系「銀河鉄道999」への強い思いがあるようだ。
西武鉄道の代表として出席した手老善氏は、鉄道ファンを自称しつつ、鉄道ビジネスとのバランス感覚に長けた人物だ。
銀河鉄道999の世代と言えそうだけど、ちょっと若いから「銀河鉄道物語」かもしれない。
ちなみに手老氏は、かつてジェイアール東日本企画に勤務し、私の連載コラムで紹介した「鉄道キャラメル」の開発に携わった人物だ。
鉄道を紹介するテレビ番組にもかかわっていて、「タモリ倶楽部」ではジェイアール東日本企画時代に企画で、西武鉄道の担当者として出演も果たした。
シンポジウムに登壇した科学者諸氏も好感が持てた。
機械の身体の実現性を語る比留川博久氏は銀河鉄道999の読者であった。
松本零士氏に直接レクチャーするとあって感激しつつ緊張しておられた。
元JAXAの小林智之氏は、食堂車など銀河鉄道の実現性について、原作を読んでスライドに反映し、紹介していた。
とてもおもしろかった。

●関係者は原作を全部読め! 話はそれからだ

一方で、恐らく原作を読んでいない、あるいは原作を基にしたアニメ映画も見ていないと思われる登壇者もいた。
そう感じた理由は、司会進行役の松澤千晶さんとの掛け合いだ。
松澤さんは銀河鉄道999のファンだという。
ちなみにホリプロ所属で、担当マネージャーは鉄道ファンとしても知られる南田裕介氏。
南田氏も観客席にいた。
松澤さんは司会でありながらも読者の代表として発言し、頑張っていた。
登壇者の中で、その松澤さんのコメントや問い掛けに対し、どうもかみ合わない人物がいた。
食堂車の座席のモケットの色が分からない、スクリーンに表示された機関車内部のイラストを見て、これは先頭車でしたっけ、などととぼけた発言をする。
「登場人物の墓参りツアー」なら、人気キャラクターの「化石の戦士」や冥王星に言及してほしかった。
そして観覧者からの意見として「銀河鉄道999自体を知らない人が多い。ネットカフェを3軒回っても置いていない。原作そのものの啓蒙はどうするのか」という趣旨の質問があったけれど、納得できる回答ではなかった。
しかしビジネススキームについては饒舌で、あれもできる、これも可能、多くの人々にかかわってもらいたいと抱負を語ってくれた。
もちろんこの場においてその人物の役割は、ビジネスとしての可能性の模索であり、このプロジェクトには欠かせない立場である。
だからといって、銀河鉄道999を掲げてビジネスを展開しようというときに「作品を読んでいない、観ていない」でいいのか。
船頭多くして船山に上る。
銀河鉄道999はどこへ向かって走るのか。
今後、原作を知らない、リスペクトしていない人や企業がお金のにおいで集まって、原作ファンが置き去りになってしまっては、プロジェクトの魅力に欠ける。
銀河鉄道999の実現化といえば、前田建設 ファンタジー営業部が欠かせない。
同社は本物の建設会社でありながら、メガロポリス中央ステーション銀河超特急発着用の高架橋一式を、予算37億円、工期3年3カ月で引き受けると発表して話題となった。
しかし今回の発表会やカンファレンスでは名前が出なかった。
例えば、大井川鐵道で運行している「きかんしゃトーマス」は、トーマスが登場する前に、千頭駅に「ヒロ」を登場させて、原作映画の続きを再現している。
そのエピソードが分かっているからできたことで、原作ファンの感動を引き立てている。
2015年は鉱山鉄道の機関車「ラスティー」を仕立て、鉱山鉄道に見立てた井川線内に置いた。
原作ファンを感動させる仕組みは、原作を知らないでできるわけがない。
銀河鉄道999を実現化するプロジェクトはおもしろい。
夢がある。
その夢をさまさないでほしい。
とりあえず関係者は全員、原作アンドロメダ編全18巻(少年画報社版、小学館版は全14巻)を読みなさい。
テレビ版をすべて見ろとは言わないけれど、せめて劇場版1作目くらいは鑑賞しなさい。
金集めはそれからだ。

2015年7月8日(水)
西武池袋線が「銀河鉄道999」の世界に! 長期プロジェクトが始動

7月7日、漫画家・松本零士さんの名作『銀河鉄道999』の世界を現実のものとする長期プロジェクトがスタート。
クラウドファンディングサイトで支援金の募集を開始した。
目標金額は2999万円で、期間は9月29日まで。
第1期では、2009年5月〜2014年12月にかけて西武鉄道池袋線で運行していた「銀河鉄道999デザイン電車」を「新銀河鉄道999電車」として復活させることを目指す。
前回は外装のみだったが、今回のプロジェクトでは内装にも手を加え、“宇宙の最新科学技術”を導入するという。車両の廃止から1年後の2015年12月の運行開始を予定している。
クラウドファンディングでは、5000円〜30万円まで11のコースを設定。
支援額に応じて、運行開始後30日間つり革に名前を記載する権利、新銀河鉄道999電車に最初に乗車する権利、松本さんを囲んでのランチができる権利といったリターンが用意されている。
2016年以降も、西武鉄道池袋線沿線の駅舎を「銀河鉄道999」仕様にするなど、第2期、第3期とプロジェクトを進め、「未来へと続く進化する電車」を作っていくとしている。
「このプロジェクトを通して、アニメファンや鉄道ファンばかりでなく、広く国内外の人が「夢を実現化する事」に楽しんで挑戦してもらえるきっかけになれば嬉しい。今後、銀河鉄道999号がどのように進化していくか、私自身が楽しみに思っている。」
松本零士さんのコメント(銀河鉄道999―現実化プロジェクト―公式サイトから抜粋)

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2015年6月29日(月)
銀河鉄道999、キャプテンハーロック…松本零士作品に登場するメカの設定画集

松本零士とメカデザイナーの板橋克己による画集「零次元機械紀行」が、本日6月29日に発売された。
「零次元機械紀行」には、「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」などの零士が手がけた作品に登場するメカの数々を、細密画とカラーで収録。
未公開を含めた400点以上のイラストが収められている。
また松本と板橋へのロングインタビューも掲載。
ファン必見の一冊に仕上がっている。

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2009年7月4日(土)
999号が9月9日、大井川鉄道で運転へ

今年9月9日、銀河超特急999号が大井川鉄道(静岡県)で運転される。JR山口線で蒸気機関車(SL)が復活して30年、松本零士さん原作の「銀河鉄道999」劇場版第1作公開からも30年の節目の年を記念して、奈良市の鉄道部品店が「SLの魅力を後世に伝えたい」と企画した。専門店ならではのこだわりで「昔からのファンの方々に主人公・星野鉄郎になった気分を味わってほしい」と計画を進めている。
運転を企画したのは奈良市の鉄道部品店「ジャパレ」(笹尾親鶴社長)。当初は大阪−津和野(島根県)での運行を計画。大阪駅を9月9日深夜に発車、旧式の「EF58形」電気機関車が牽引(けんいん)する客車で西へ向かい、新山口−津和野はC57形・C56形SLが牽引して往復、11日早朝に大阪へ戻る3日がかりのダイヤを設定し、4月中旬に乗客の募集を開始。約60人が申し込んだ。
ところがJR西日本側から「鉄道ファンが殺到し、沿線が混乱する。999号のヘッドマークは外してほしい」と注文がついた。ジャパレは「それでは999号とはいえない」と運行を断念。しかし別の代理店を通して交渉し、SLを定期運行させている大井川鉄道での運転にこぎつけた。
999号は旧型客車4両と展望車の5両編成で、C11形SLが牽引、新金谷(静岡県島田市)−千頭(せんず)(川根本町)間を往復する。新金谷駅には「99番ホーム」を設定、出発の際には国鉄時代の発車ベルを鳴らす。列車側面の運転区間を示すプレートやテールマークも作製し、黒服の「メーテル」(23)も同乗。さらに原作通りに、乗客は自分で名前を記入した定期券を持って乗車する趣向だ。
また各停車駅では「メガロポリス中央駅」など作中に出てくる駅名板も用意するなど徹底したこだわりで、原作に限りなく近い999号を演出する。
999号は、これまでも各地でイベント列車として運転されているが、9月9日前後の週末の運行がほとんど。今年の9月9日は水曜日だが「乗客が集まりにくいとはいえ、作品の設定は変えられない」とあえて平日に運転することに。松本零士さんによると「9月9日に運転されるのは初めて」だという。
定員は先着350人。一般席の往復運賃は1万3千円となっている。当日は鉄道ファンの殺到が予想され、ジャパレでは「撮影場所争いをしないなどルールを守り、皆様一人一人が楽しめるイベントを作り上げましょう」と呼びかけている。
松本さんは「当初計画の夜行列車で運転できなかったのは残念だが、これだけ本格的な999号が走るのは初めてのことで、できることなら私も実際に乗りたかった。列車は夢や志を乗せて走るもので、『銀河鉄道999』でもそれを描いた。そういう思いを感じて乗ってもらえればうれしい」と期待している。

2009年3月8日(日)
<銀河鉄道999>西武線・大泉学園駅の発車メロディーに

“アニメのまち”東京都練馬区にある西武池袋線大泉学園駅の発車メロディーが8日の始発電車から、劇場版アニメ「銀河鉄道999」のオープニングテーマに変更された。それにあわせて同日、同駅北口ではアニメの原作者で、同区の名誉区民の松本零士さんが作製した「銀河鉄道999」の壁画(幅10メートル、高さ2.6メートル)の除幕式も行われ、松本さんがサインを書き入れた。昨年には作品に登場するキャラクター「車掌さん」が同駅の名誉駅長に就任していることと合わせ、アニメファンの新たな名所になりそうだ。
999のテーマ曲はロックグループ、ゴダイゴが1979年の劇場版アニメのテーマとして発表し映画と共に大ヒット。発車メロディーは、おなじみの歌い出しやサビのメロディーをアレンジした。壁画はブルーの宇宙をバックにヒロインのメーテルのアップと999、主人公の哲郎が描かれている。
この日はゴダイゴのボーカルで、同曲を作曲したタケカワユキヒデさんが一日駅長に就任。タケカワさんは新しい発車メロディーについて「長い間みなさんにかわいがってもらえるとうれしい。できれば私が生きている間は変えないで」とあいさつした。25歳から大泉に住んでいるという松本さんは「こういう日がくるとは夢にも思わなかった。今も昔の駅の姿がよみがえってきます。とてもうれしいです」と感慨深げ。白いペンを手渡されると、壁画に一気にサインを書き込んだ。この日、同駅では始発から999枚限定で「銀河鉄道999」のキャラクターをデザインした記念乗車券3種類を発売したが、午前7時に売り切れたという。
イベントは練馬区や西武鉄道などが主催する「ねりたんアニメプロジェクト in 大泉 2009」の一環として行われた。同区は日本初のカラーアニメ映画「白蛇伝」や、テレビ放送初期の「鉄腕アトム」がつくられた“日本アニメ発祥の地”。現在も90社を超えるアニメの関連会社が集まり、同区はアニメの活用と産業支援を通じた地域活性化に取り組んでいるという。

2008年6月4日(水)
上信電鉄「銀河鉄道999」

上信電鉄(本社・高崎市)の車両に、漫画家・松本零士さんの原画を基にした大きなシールを張り、2両編成の「銀河鉄道999号」として走らせる費用550万円を集めるための募金が2日、始まった。外板や内部の天井などを、メーテルや星野鉄郎など、松本さんの作品「銀河鉄道999」の登場人物と星空のイラストで飾る計画だ。募金活動を行う「銀河鉄道999号を走らせよう!実行委員会」(大日方(おおひなた)康博委員長)は、今年10月から3年間の運行を目指している。
上信電鉄もこの計画を了承しており、10月から、高崎−下仁田駅間を1日3往復程度させる予定。実行委員会は「休日などに、この車両を使った催しも考えたい」としている。
実行委の14人は、沿線6自治体で組織する「上信電鉄沿線市町村連絡協議会」の一部で、住民代表らで構成する懇談会のメンバーを務めた。上信電鉄の輸送人員は1966年のピーク時の約4分の1に落ち込んでおり、懇談会は今年4月、経営改善への提言書をまとめて解散した。提言で「999号」運行にも触れたことから、実行委の結成と募金開始に進んだ。
上信電鉄は、1999年から2006年の「子どもの日」に、松本さんの原画パネルを、電気機関車「デキ」に付けた「ファンタジー号」を運行した。松本さんは、同社が大正時代に導入したデキのファン。大日方委員長が代表を務めていた「デキを愛する会」の働きかけに応え、パネルを毎年、数枚ずつ提供していた。
今回は、大日方委員長が「999号」を走らせる許可を松本さんに求め、「沿線の活性化につながるなら」と、快諾を得たという。「999号」にも、ファンタジー号用に送られた原画17枚が用いられる。
委員会はポスターを999枚作り、沿線の公共施設に掲示するほか、振り込み用紙付きのチラシ3万枚を住民などに配り、協力を呼びかける。上信電鉄の笠原道也社長は「沿線住民の協力で999号が実現できれば、実行委とともに住民参加型の催しを考え、乗客を増やしたい」と話している。
寄付の申し込み、問い合わせは大日方委員長方(0274・67・2727)。

2008年5月29日(木)

この度、上信電鉄を地域で支えていくための活動として、「銀河鉄道999」を走らせよう!実行委員会を立ち上げ、あの「銀河鉄道999」などで有名な、巨匠”松本零士”氏にご協力をいただき、「銀河鉄道999」のイラストを配した列車を運行する運びとなりました。
つきましては、このイラスト列車の実費用について、沿線地域の皆様に寄付を賜りたいと存じます。上信電鉄の存続と活性化を図るため、何卒、趣旨をご理解いただき、ご協力をお願い申し上げます。沿線地域の皆様の心温まる浄財をお待ちしております。

目標額/550万円(ラッピング実費用等)一口1,000円以上でご協力お願いします。
寄付をして下さった方には、振込金受領書と引き換えで運行開始後に、
松本零士氏デザインの記念入場券(台紙付・硬券)をプレゼントいたします。
(引き換えは、上信電鉄本社及び有人駅) 

運行期間
平成20年10月中旬〜3年間
運行の際には、上信電鉄のホームページなどでも
お知らせいたします。

寄付金の取り扱い金融機関
群馬銀行本支店
しののめ信用金庫本店営業部
群馬県信用組合本支店
寄付金の送付先「銀河鉄道999号を走らせよう!実行委員会」あて 

2008年5月22日(木)
アニメ化30周年、『銀河鉄道999の世界展』開催

松本零士原作の『銀河鉄道999』のアニメ化30周年を記念し『銀河鉄道999の世界展』が、5月27日(火)〜8月24日(日)、東京・杉並区の『杉並アニメーションミュージアム』で開催される。これまでのアニメ作品の紹介、テレビ・劇場作品の制作資料や作品スチールなどはもとより、記念撮影ができるジオラマディスプレイなどが展示される。なお、入館料は無料。
『銀河鉄道999』は、テレビシリーズ113話、テレビスペシャル3本、劇場作品が3本も製作された人気作。展示のほかに、テレビシリーズから抜粋した名エピソード、劇場版作品など上映をはじめ、かかわりの深いゲストを招いてのトークイベントなども行われる予定で、ファンはもちろん、初心者でも銀河鉄道の世界を楽しめる内容となっている。

2008年4月21日(月)
ふるさと銀河線りくべつ鉄道:再出発

06年4月に廃止された第三セクター鉄道「ふるさと銀河線」の旧陸別駅(十勝管内陸別町)を活用した観光施設「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」の開業式が20日行われた。銀河線で使用されていた車両が2年ぶりに運行され、集まった鉄道ファンや関係者計約130人が「再出発」を祝った。営業開始は26日。
銀河線を運行していた「北海道ちほく高原鉄道」(08年3月に清算終了)から陸別町が約120万円で購入した気動車6両を展示。漫画家の松本零士さんがデザインした「銀河鉄道999」のキャラクターが描かれた2両も含まれ、約500メートルの線路で運転や乗車が体験できる。運転体験の料金は2000円、乗車は大人300円、子ども200円。
式では、施設を運営する陸別町商工会の石橋強会長が「過疎化の一途をたどる町を、この事業を通して元気づけたい」とあいさつ。元北海道ちほく高原鉄道社長の神田孝次・北見市長は「100年近い歴史をもつ鉄路が後世に引き継がれていくのは感無量」と話した。

2008年4月18日(金)
「キャプテンハーロック」渦中のプロデューサー 「まだ企画の段階。松本さんとは協議中」

松本零士さんの人気マンガ「宇宙海賊キャプテンハーロック」の映画化が松本さんの許諾のないまま韓国で発表されたことについて、日本側の代表の一人として名前が挙がっていた佐谷秀美プロデューサーは17日、毎日新聞の取材に対し、「まだ企画の段階。韓国サイドの大規模な発表に驚いている」と話した。
佐谷プロデューサーは「日本の名作は日本発、アジア発で映画にするべきと考えて韓国にも声をかけて合意はしたが、製作母体も決まっておらず、まだ企画の段階。いきなり大規模に発表したので驚いた」という。また、松本さんが承知していないとの点については「松本先生とはもう一人のプロデューサーがずっと話をしてきたし、今回の件についても電話で説明した」と話し、協議している段階だとした。
佐谷プロデューサーは映画「あずみ」(北村龍平監督)や「地獄甲子園」(山口雄大監督)などを製作したほか、最近では韓国のメーカーと共同でオンラインゲームも手がけている。
一方、松本さんは「電話はもらったが、原作者の私が許諾もしていないのに発表していることがそもそも不可解」と反論。さらに、「もう一人のプロデューサーからは確かに打診は受けていたが、サインもしていないので、この話はあり得ない」と映画化を否定しており、両者の主張は平行線のままだ。

2008年4月16日(水)
「キャプテン・ハーロック」松本零士さん「許諾してない」と困惑 韓国で映画化報道

人気マンガ「宇宙海賊キャプテンハーロック」の韓国での映画化が16日、一部エンタメ情報サイトで報道された。しかし原作者の松本零士さんは「先走りだ。映画化の許諾はしていない」と話し、困惑している。
一部報道によると、人気の韓流ドラマ「宮」などを手がけた韓国の映像制作会社エイトピークス社が9日、日本のゲノムエンターテイメント社(東京都渋谷区)と 総製作費約1億ドル(約100億円)規模で実写映画の製作契約を結んだと韓国で発表。米の投資組合なども出資することも明らかにしたという。
しかし、原作者の松本さんは毎日新聞の取材に対し、「報道については知っているが、私自身は正式な話は受けていないし、許諾もしていない。『ハーロック』の映画化などについては海外含めていろいろな提案は受けているが今回の韓国の話は初めて。先走ったもので、困っている」と話している。
「キャプテンハーロック」は2977年を舞台に、宇宙海賊のハーロックとその仲間たちが宇宙船アルカディア号に乗って宇宙の旅に出るSF。77年から「プレイコミック」で連載され、何度もアニメ化されている人気作品。

2008年4月11日(金)
タケカワユキヒデがガンダーラ美術PR

ゴダイゴのタケカワユキヒデ(55)が10日、東京・日本橋三越でライブイベントを行った。音楽監修を務める「ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展」(福岡アジア美術館・5月18日まで)のPRを兼ねてのもの。スーツ姿で「銀河鉄道999」などヒット曲を披露し、サイン会も行った。四女で歌手のアイ武川(19)もゲスト出演した。

2008年4月7日(月)
「銀河鉄道999」発「ガンダム」行き?

アニメをきっかけに地球環境について考えてもらおうと、西武鉄道と日本動画協会は19日、環境学習ウオーキング「かんきょうキッズ・ふるさとウォーク」を東京で開催する。環境省の二酸化炭素(CO2)削減プロジェクト「チーム・マイナス6%」の活動の一環で、参加は無料。
西武鉄道と日本動画協会は昨年10月、社会貢献事業「アニメのふるさとプロジェクト」を発足させており、初の共同イベントとなる。松本零士さんの人気アニメ「銀河鉄道999」のキャラクターで、3月に“名誉駅長”に就任した「車掌さん」のオブジェがある西武池袋線大泉学園駅前をスタートし、石神井公園を通って「機動戦士ガンダム」のオブジェが設置された西武新宿線上井草駅近辺の特設会場まで、約6キロの道を歩く。石神井公園では環境に関するクイズが3問出題され、歩きながら地球環境について理解を深める。スタート受付は同日午前9時半〜11時までで、午後2時までにゴールすると「完歩賞」としてアニメのキャラクターが入った特製の表彰状が授与される。

2008年4月7日(月)
バス会社「銀河鉄道」

自他ともに認めるバスマニアの山本宏昭さん(44)が社長を務める東村山市のバス会社「銀河鉄道」が7日から順次、小平市と東村山市周辺で念願の定期路線バスの運行を始める。幼いころにバスに魅せられ、家業の酒屋を手伝いながら1999年に起業。徐々に事業を拡大し、自前の路線開設にこぎつけた。山本さんは「大好きなバスで交通過疎地域の便を良くして、地域の活性化につなげたい」と意気込んでいる。
東村山市青葉町の自宅兼酒屋の前にバスの停留所がある。物心ついたころには大のバス好きだった。大学在学中に第2種免許を取得し、卒業後に酒屋で働きながらためた金で中古バスを買った。自家用ナンバーでドライブを楽しむ一方、配達の合間にピカピカに磨き上げた。バスの掃除に夢中になるあまり、配達が遅れてしかられたことも。そんな山本さんはバスの魅力を「大きな車体なのに滑らかに、優雅に動くところ」と表現する。
社名は設立年と人気アニメ「銀河鉄道999」を引っかけ、「全国的にもバス事業は大手の独占状態。そんな真っ暗な銀河の中を小さな会社で突き進む」という覚悟も込めた。知人が経営する斎場まで利用者を運ぶ「特定事業」から始めた。01年から運行する東村山市のコミュニティーバスでは、自ら交通量を調査してまとめた提案が採用された。コミュニティーバスのほかスクールバスを運行するまでに成長。今では16台のバスを保有し、社員も約40人に増えた。
定期路線バスに必要な国土交通省の「乗り合い事業」の許可は3月に受けた。7日に小平市のJR新小平駅から東村山市の明法中・高校まで約4キロの「小平学校線」を開設する。明法や母校の明治学院大付属高など周辺3校の生徒の利用を想定している。16日には西武新宿線東村山駅から東久留米市の柳泉園グランドパークを経由し東村山駅に戻る7・5キロの「青葉恩多町線」の営業を始める。両路線とも大人170円、子供90円の均一運賃。
「2路線は幹線道路から外れ、大手も手を出せなかった。採算を取れるかどうか分からないが、地域がどう変わるのか楽しみ」と語る山本さん。自身もバスのハンドルを握り、夢の一歩をスタートさせる。

2008年4月5日(土)
EXILEの「銀河鉄道999」を配信(Yahoo!Music)

All Time EXILE All Time EXILE 【4月24日まで公開】「EXILE CATCHY BEST」のナンバーをシャッフル演奏

2008年3月28日(金)
アニメ界の巨匠りんたろうの新作は、製作費15億円、日仏合作の3DCG作!
「銀河鉄道999」「幻魔大戦」「カムイの剣」「メトロポリス」など数々の名作で知られるアニメーション監督、りんたろうのオリジナル最新長編アニメーション映画「よなよなペンギン」の製作始動イベントが、3月27日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された東京国際アニメフェア2008にて行われ、りん監督とキャラクターデザインを手がけた寺田克也が登壇した。
「よなよなペンギン」は、「ペンギンは空を飛べる」と信じている、ちょっと変わった6歳の少女ココの冒険を描くファンタジー。「時をかける少女」「パプリカ」などで高い評価を受けるアニメーションスタジオ、マッドハウス初の全編3DCGアニメで、15億円の製作費を投じ、日本とフランスの合作で当初から海外展開を視野に入れた作品づくりが進められているという。今年2月のベルリン国際映画祭のフィルムマーケットでの商談で、すでに10カ国と配給の契約を結んだとのことだ。
手塚治虫のTVアニメ「鉄腕アトム」で演出を手がけるなど、日本のアニメーションを黎明期から支え、40年以上のキャリアを誇るりん監督は、「40年以上、2Dのセルアニメをやってきて、そろそろ新しいことに挑戦したいと思った。3DCGといえばピクサーが王道だが、日本人の持つハートウォーミングなテイスト、日本のアニメが40年以上かけて培った2Dセルアニメのテイストを出来るだけ生かして、世界中の子供たちに見てもらいたい」との意気込み。また、りん監督といえば、子供向きの作品でもハードなアクションやドラマ展開がなされるものが多いが、「今回は緩やかでハートウォーミングで、子供にも分かりやすいシンプルなものにしたい。もともと『ムーミン』もやって(演出)いたし、そうしたものに抵抗はない」と抱負を述べた。
「よなよなペンギン」は松竹の配給で09年全国公開。
2008年3月17日(月)
銀河鉄道999の「車掌さん」が名誉駅長に 西武池袋線・大泉学園駅

人気アニメ「銀河鉄道999」に出てくる人気キャラクターの「車掌さん」が16日、練馬区の西武池袋線大泉学園駅の名誉駅長に就任し、駅構内に記念のオブジェが飾られた。アニメの原作者で漫画家の松本零士さん(70)も一日駅長となり、花を添えた。
練馬区はテレビアニメ「鉄腕アトム」が作られるなど、「アニメの街」として知られる。銀河鉄道999は近くに住む松本さんが描き、区内で制作された。
「車掌さん」は主人公の「鉄郎」や「メーテル」とともにおなじみの登場人物。オブジェは強化プラスチック製で高さは165センチある。

2008年3月15日(土)
EXILEもカヴァーしているゴダイゴの豪華アイテム発売

1976年にデビューし、数々のヒット曲を世に送り出してきた伝説のロックグループ、ゴダイゴ。結成30年を迎えた2006年に活動を再開し、また現在オンエア中のキリンビール「麒麟 ZERO」CMではEXILEが「銀河鉄道999」をカヴァーするなど、いま新たに注目を集めているゴダイゴの豪華ボックスセット『GODIEGO BOX』が3月19日にリリースされる。
本作には、アルバム全14タイトル(CD16枚)と特典盤(CD1枚)の計17枚をコンパイル。全曲リマスタリングした、LP盤のオリジナルを再現した各タイトル別作品のジャケットは初の紙ジャケット仕様になっている。
大ヒット・ナンバーから定番曲、そして現在では入手困難な作品まで、全てのゴダイゴ・ファン必携のアイテムだろう。

2008年3月9日(日)
ゴダイゴ「銀河鉄道999」など23曲熱唱

ベテランロックバンド、GODIEGO(ゴダイゴ)が8日、東京芸術劇場でライブを行い、現在、人気ボーカル&ダンスユニット、EXILEがCMでカバーしているヒット曲「銀河鉄道999」など全23曲を披露した。ステージは、77年発売のアルバム「DEAD END」を中心とした構成。約2000人のファンに30年たっても古びないゴダイゴを見せつけ、ボーカルのタケカワユキヒデ(55)は「ぼくたちの楽曲がちょっとずつ分かってきてもらえてる」と話していた。

2008年2月29日(金)
新たな「銀河鉄道」の世界〜「銀河鉄道物語 〜永遠への分岐点〜」

ブロードバンド放送GyaOの「アニメch」では、SFアニメーション「銀河鉄道物語 〜永遠への分岐点〜」の配信を開始。
「銀河鉄道物語 〜永遠への分岐点〜」は、日本漫画界の巨匠・松本零士の名作「銀河鉄道999」の世界観をベースに、銀河鉄道を守る治安部隊・SDF(SPACE DEFENSE FORCE)の活躍を描いたSFアニメーション。“松本作品”に影響を受けた若手クリエイターが結集し、松本零士の原案、設定をもとに新しい「銀河鉄道」を作り上げた。
地球からはるか遠くの銀河に存在する銀河鉄道すべての始発駅「惑星 ディスティニー」。銀河鉄道の運行ダイヤと乗客の安全を守るため、主人公・有紀学が所属するSDFの精鋭部隊・シリウス小隊が、銀河鉄道上で発生する事件、事故の救援活動、そして、列車を脅かす宇宙海賊の討伐に向かう。
画業50周年を迎えた松本零士が集大成としておくる、ハイクオリティな映像と壮大なスケール感。魅力のスペースファンタジー作品を堪能したい。毎週金曜日に2話を更新。全24話を配信する。

2008年2月26日(火)
EXILE、「銀河鉄道999」をカバー! “麒麟 ZERO”CMソングに決定。

EXILEからまたもビッグなニュースが到着! m-floのVERBALをフィーチャリング・アーティストに迎え、EXILE feat.VERBAL (m-flo)名義で「銀河鉄道999」をカバーすることになりました。さらに、この曲は反町隆史&相武紗季が出演するキリンビール“麒麟 ZERO”のCMソングにも決定しています。
1979年の劇場用アニメ「銀河鉄道999」の主題歌であったゴダイゴの「銀河鉄道999 (THE GALAXY EXPRESS 999)」を、「Choo Choo TRAIN」やEXILE & 倖田來未「WON'T BE LONG」などでクールなアレンジを効かせたEXILEがどうリメイクするのか楽しみなところ。CMは2月20日よりオンエアされていますので、昭和の名曲がどのように生まれ変わっているのか、ぜひ聴いてみてください! 本楽曲は3月26日リリースのアルバム『EXILE CATCHY BEST』に収録されます。